ダイエットをするなら1年ほど続けて体質改善を定着させるのが肝心

ダイエットをするなら1年ほど続けて体質改善を定着させるのが肝心

Posted at 2016.12.13 Page View 242 Author JESSICA-itn01

ダイエットしてせっかく体重を落としても、その後リバウンドして元に戻ってしまうという経験をされた方も多いと思います。そういう人は意思が他のひとに 比べて弱いとか考えがちかもしれませんが、これは正確ではありません。肥満症のひとが食品に対して持つ“心理的な抑制”が平均体重の人たちに比べて特に劣っているということはありません。

最近の研究でも、少なくとも食べ物に対する理性的な判断が、肥満症の人たちにおいて劣っていることを示す根拠はなかったと、
英ケンブリッジ大学のネナド・メディチ博士(Dr Nenad Medic)が率いる研究チームが報告しています。
では、なぜ肥満症の人は現実的には、つい食べ過ぎになるのか。
メディチ博士のチーム、同じ研究において、肥満症の人がカロリーの高い料理の方に手が出がちな理由をこう分析しています。

「頭の中で考えたことと、現実の食糧を前にした時の行動との間に、大きなかい離が出てしまうということです」と、メディチ博士。
「どれが摂るべき健康な食品か頭で分かっていても、実際に食品を前にすると頭で思っている通りにはなかなか行動出来ないようです」"

それを引き起こしている大きな原因が、わたしたちの空腹感を性激する体内のホルモンなど化学物質の分泌。
肥満になりやすい人では、この化学物質の分泌が多いので空腹感に襲われる度合いが普通の人より大きいわけです。
これはダイエットの仕方によって、化学物質の分泌量が違う体質へと改善をすることは可能です。

では、どれぐらいの期間、体質の変化を目指せば、体質は変わってくるのでしょうか?
最近の研究では、ダイエットを終了した後でもリバウンドで体重が元に戻るのを防ぐには、体内の化学物質やホルモンの分泌が変わるようなダイエットを1年かけて行うことで、体質改善が定着するとみられるということです。

これは肥満症を抱える人たちに12か月にわたり厳格なダイエットを行ってもらい、その間に被験者たちの分泌物の変化を追った結果明らかになったもの。
ダイエットを行うことで、次第に空腹感を刺激するホルモンの分泌が低下していき、
12か月後には実験開始時点の体重から平均1/8程度の減量分は、その後のリバウンドでも防ぎきれるとの数字が得られたといいます。

「空腹感は、抵抗するのがとても難しいものです」と、
こちらの研究を行った研究者のひとりであるデンマークのコペンハーゲン大学のシーネ・ソレンソン・トレコフ(Signe Sorensen Torekov)は語っています。

「まるで麻薬のような働きを、空腹感は身体に対して及ぼします。もっともこれがないと、人はちゃんと食事をして栄養を摂ることをせずに体調を悪くしかねないのですが、現代のように手近に食品が溢れている状況では、常に何かを食べているということも可能なので問題なのです。
しかし、ここで諦めてはいけない。
1年間ぐらい頑張れば、体質がしっかり変わって、以前より空腹感に悩まされることが少なくなるはずです」